桜島噴火
7月24日夜8時50分にエリアメールが突然鳴った。
雨も降っていないし地震でもない。
「桜島⁈」と思いカーテンを開けた。
真っ暗で山は見えず、いつもと変わらない街の灯りが見えるだけ。
防災無線が何かを言っていた。
エリアメールには噴火警戒レベルを最高の5「避難」に引き上げたという通知。
実際には噴火は8時5分に起きていて、45分後のエリアメールでそれを知った。
テレビを点けるとNHKでは番組を変更して桜島噴火のニュースを伝えていた。
「本当に噴火したんだ」
音もせず空振もなく、街灯がきれいに見えるということは灰も来ていない。
たった10㎞先で起きていることなのに、情報は全国でテレビを見ている人と何ら変わらない。
しばらくすると都内にいる妹や埼玉の友人から心配のメールが届く。
「大丈夫、灰も全く来てないから」と返信するが、どこか他人事のような気になる。
取りあえず我が家は無事だったことで良しとしよう。
翌日、島内の住人にけが人はなく家屋等の被害もなかったようで一安心。
ただ、18日から続く山体の膨張は今回の噴火では解消されなかったらしく、まだしばらくはこの程度の噴火が起こる可能性があるらしい。

この画像は翌々日の26日午後6時30分頃に噴火した時のもの。
何せ活火山なので日々動いているんです。
毎日、白い雲のような煙を出したり、時には真っ黒な噴煙を出して灰を撒き散らしたり。
今回は火砕流と、噴石が2.5㎞の地点まで飛んだので避難の指示が出ましたが、桜島を研究している京都大学の井口教授によると、少しずつ収まっていくだろうとのことでした。
今日は台風5号の影響で風がかなり強くなっています。
あまり大きな被害が出ないでほしいものです。
それでは今回はこの辺で。