桜島のある暮らし
鹿児島県本土のほぼ中央に位置する桜島。
標高1,117m、面積は約77K㎡。
そう大きな山ではないけれど、毎朝カーテンを開けるとドーンと現れる姿は何とも雄大なのです。
この眺めの良いマンションに越してきてからちょうど一年。
桜島が目の前にある毎日。
これからも色々な表情を見せて楽しませてくれると思います。
桜島へは鹿児島市からはフェリーで行けます。
でも、反対の東側にある垂水(たるみず)市とは陸続きになっているんですよ。
「島」だったんですけどね、1914年(大正3年)の噴火までは。
これはかなり大規模なもので、甚大な被害も出ました。
大正噴火
大正3年1月12日に噴火、約8時間後には地震も発生し(桜島地震)、死者、行方不明者が58人。
火山灰は上空18,000mまで上昇し、カムチャツカ半島まで飛散したといわれています。
噴火活動は翌年の9月まで続いたそうで、この時の多量の溶岩流出により垂水市と陸続きになったんです。
20世紀の日本で起きた噴火による噴出量では最も多かったそうです。
黒神埋没鳥居をご存知でしょうか。

高さ3メートルの鳥居がここまで埋まってしまったんです。
桜島の東部にあり。今は観光スポットになっていますが、当時は辺り一面地獄絵図のような有り様だったのではないでしょうか。
それから108年。
その間も大規模、中規模の噴火を繰り返しています。
昭和10年に起きた昭和噴火で、それまでの南岳火口のすぐ横に新たな火口(昭和火口)ができました。
しばらくすると沈静化しますが2006年から再び活動期に入り、我が家が引っ越してくる前年の2017年までかなり頻繁に噴火していたようです。
この4年は昭和火口は活動休止し、南岳火口に移行してます。
最近は噴火回数もかなり落ち着いていますが、現在のマグマの供給量を見るといつ大噴火が起きてもおかしくない状況だそうです。
壮大で美しいだけではない活火山の桜島。
のんびりと眺めているだけではダメなようです。常に危機感を持って備えないと。
最近は地震や水害など各地で起きているので、それは誰にでも言えることかもしれませんね。
今日の桜島
虹とのコラボ。
天気の変動が激しく、ザーッと降ったりカーッと晴れたり。
